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【祝アカデミー作品賞】パラサイト 半地下の家族 感想 【後半ネタバレあり】

【祝アカデミー作品賞】パラサイト 半地下の家族 感想 【後半ネタバレあり】

祝アカデミー賞!パラサイト見てきました

こんにちは。ロバ1号です。

映画「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞を受賞して、テレビもネットもそりゃあもう大騒ぎですね。韓国ドラマ・韓国映画が3度の飯とビールの次に好きなわたし。自分のことのように嬉しくて小躍りしています。

さて、封切りからまもなくジワジワジワと聞こえてきた「パラサイトはすごいらしい」という噂。

「可及的速やかに映画館へ!」
「面白い!怖い!考えさせられる!つべこべ言わずとにかく見ろ。」

という声におされ、ロバたち3人揃って、先週の終業後、パラサイトを観に行きました。

「怖いの苦手」な人は観れるのか?



パラサイトを観に行くにあたって、むちゃくちゃ悩んだこと。

「怖い」シーンがあるらしいけど、どのくらい怖いの?すんごい怖いの?
夜にひとりでおトイレに行けないくらい怖いシーンがあるの?
そんなの困るよ!

ということで、ダメージ強すぎて1ヶ月廃人みたいになったらこまるので、ネタバレされちゃうの覚悟で感想ブログを読みまくるも、「ネタバレしちゃうから書かない!」と書いてある記事ばかり。映画好きのリテラシーの高さ、あだとなる。
ロバ企画室3名とも、怖いの苦手。
そんな我々が世界中の「怖いの苦手部」を代表し、身を挺して実証してきました。

【参考資料1】ロバ1号の「怖いシーン」の定義

失神レベル…刃物でじわじわ○○、あらゆる切断、あらゆる拷問(特に爪)、子どもがらみの痛み。
OKレベル…おばけ、妖怪、ゾンビ、直接的な暴力(痛いシーン)はカットされ〜の亡骸、銃撃。

【参考資料2】ロバ3号の「怖いシーン」の定義

失神レベル…刃物で切り裂く系・戦争・幽霊
OKレベル…ゾンビ・サスペンス・ミステリー

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2号しおり
繰り返し見れませんね。怖い指数ですか?そうですね3くらいですね。星5はケン・ラッセル「白蛇伝説」でトラウマになっていますね。それに比べたらパラサイトのほうが見れましたね。
怖い指数:★★★☆☆
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3号かずみちゃん
怖い映画最弱王かずみちゃんです。怖かったので、手の指の間から観ました。でも怖い指数より、観たほうがいい指数のほうが上です。怖がりさんも観てほしい!
怖い指数:★★★★☆
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1号あっこりん
一番怖いシーンでトイレに行ってたから、怖くなかったよ!
怖い指数:★☆☆☆☆
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1号、参考にならん!

結論
怖いの嫌いな人、はっきり言って、ちょっと覚悟が必要だと思います。
でも、指の隙間からみるorトイレに行っちゃうとギリギリ観れると思います!

(トイレ合図が知りたい人はここを反転してね↓↓↓)
トイレ合図:お兄ちゃん+豪邸の地下への階段+石
公式サイト  予告MOVIEより http://www.parasite-mv.jp/

子どもは見れるのか?

R15指定に納得。
私は子どもには見せたくないです。
子連れで観るのは全くもっておすすめしません。

素晴らしい作品です。全おとなが観たらいい。
でも、複雑な構成、じわじわくるような演技、暗に意図するテーマを、子どもに理解させるようには作られていません。子どもにはショックなシーンしか残らないのでは。

ちょいエロもあるし目を覆うようなシーンもあるし、小学生や中学生、高校生も見んほうがいいんじゃないかなー。階級社会・貧富の差ということもテーマのひとつですが、30歳〜のほうが実感として感じられるのではと思いました。

不条理を背負う(責任をとる)のは、大人がすべきだし。
18歳くらいまでは観ないでよし。

足元が揺さぶられる感覚。これぞ映画の醍醐味。

半地下に住んでいる貧しい一家と、大金持ちのIT社長の家という全く環境の違う2つの家族が出会ったことで、とんでもない事が起こってしまうこ作品。 前半戦は、スパイ映画のような楽しいドキドキが続き、
後半戦は胸を締め付けられる様なドキドキで息ができないほど。

映画を観る前の世界と、
観終わったあとの世界が違っているような気持ちになる。

足元を揺すぶられる感覚・衝撃。
映画の醍醐味が、期待を遥かに超えていきました。
1000%みてよかった。

観てない方は可及的すみやかに、映画館へ。
そして語りましょうー!
仲良し兄妹

これより下はネタバレありの感想です
観に行ってから読んでくださいね〜!

【ここからネタバレあり】
ポン・ジュノ監督からの壮大な宿題

観ましたかー?観ましたよねー!すごかたですねー!

この映画をみた人、一人ひとりが全然違う視点で観て、全く違う感想を持つんじゃないかな。
私はまだ、混乱の中ですが、

今、思うのは、この映画は「思考停止の罪」について言いたいんじゃないのかな?ってこと。

半地下の貧しい一家も、裕福なIT社長の一家も、特に父親が「思考停止」している。
その思考停止が悲劇を招くと言いたかったんじゃないのか。そんなふうに私は感じました。
両家の子どもたちは親の思考停止の被害者だったと思います。
キム家の子どもたちがキッカケを作りはしたけど、それもまた、原因は親にある。 まず、半地下家族のお父さん、ギテク。

私が一番身近に感じた登場人物でもあります。
貧しいけど穏やかに、ライフハックを駆使して(隣からWi-Fi電波をもらったり笑)楽しく生きています。
ギテクには、生きていく上のポリシーのようなものがあって、
この映画の中でも鍵のような言葉になっていました。

「プランはなにもない、計画しなければ失敗しない」

そんな言葉だったと思います。


でも「計画しない」というギテクのポリシーが、
家族が貧しさから抜け出せない原因にもなってる。
そこはかとない、無責任さ。
大事な時に家族を置いてゴキブリのようにさーっと逃げてしまうし・・・
子どもたちにもモラルを教えることができない。
そのことが、じわじわとラストの悲劇につながってる。

思考停止。

独りならいいかもしれない。
でも子どもができて、責任ある立場になったとき、
変わらないといけなかったんじゃないかな。
自分の背中で「モラル」を教えることができる大人にならないといけなかったんじゃないかな。

でも、計画立てないというポリシー(思考停止)はどこから来たんだろう。
ポリシーがあったから、貧しくても楽しく生きてこれたのか?
いろいろと失敗を重ね、貧しさから抜け出せないから、
計画しないで刹那的に生きるほうが楽だと思うようになったのか?
それとも、そのポリシーすら、格差社会の中でいつの間にか押し付けられたものだったのか?
ギテク父さんと同じような価値感が私の中にもあります。
「うまく行かなくても、ま、いっか」
「なるようになる」
感覚的でいること、今を楽しく生きることが大事。
計画より前に、思い立ったらすぐ実行。
これは物心ついてから、わたしの基本的な考え方でした。
そんなふうに世渡りしてきた我が人生に悔いなし。
と、思っていたのですが…。

自分の中にある価値観まで、これで良いんだろうかと
ゆさゆさ、ざわざわと揺れてくる感じが続いています。


さて、もうひとつの家族、丘の上の裕福一家パクさんち。
ここにも一種の思考停止があるなあと思いました。

IT企業の社長をしてる夫は、忙しくて家のことを気にかけていません。
運転手や家政婦さんのことや子育ては妻に任せていて、特に娘のことは眼中にないような感じさえします。
(妻も家庭教師や家政婦に子育てを任せている)

もしかしたら、若い頃は夢を追いかけて、その結果今の地位を築いたのかもしれない。
でもその地位を手にした今、自分のごくごく近い興味のあることにしか、気をかけていない。
気にかけないようにしているように見えました。

自分の周りさえよければっていう思考停止がおきている。


映画を観ている最中は、どちらかというと半地下の家族に共感しながら観ていて、パク家の人はいけ好かない、と思っていました。夫はギテクを臭いって笑うし、妻は豪雨に見舞われたギテクを気にすることもなくすぐ働かせて買い物かごを持たせて高いワインをガンガン買うし!

でも映画を観終わって、数日たった今、
裕福な一家と近いメンタリティが自分の中にもあるように思えてきました。

忙しくして、ゆっくりご飯を作れない時がある。(惣菜という名の外注)
生きる知恵を使うより、うっかりお金で解決しちゃうこと多々。
このブログを書いてる今、子どもたちは自分の部屋で何をやってるかわからない!
半径3mくらいの幸せを考えるだけで手一杯のときも。

思い当たるフシがありすぎて、ゾッとしました。

コロナウイルスの集団感染で隔離されているプリンセスダイヤモンド号。窓のない船室にいるお客さんは、辛いだろうな、和食が食べられないなんて、辛いだろうな、報道をみながらそんな思いでいました。でもある日ニュースでインド人クルーたちの動画をみた時(助けてください!国に帰りたい!とSOSを出しておられました)、船の底のほうの窓のない相部屋にいて、病気の恐怖と戦いながら働かされている人たちがおられる…。思いが至らなかった自分にショックを受けました。映画で見た格差が、現実にすぐそこにあるのに。自分と近い人のことしか考えられない私もパク家のお父さんと同じじゃん…。

この映画にすごく悪い人はでてこない。
それぞれ、いい人たちと言えるかもしれない。
パク家の妻は、なんかウケるしかわいいし。

どっちの家族が悪いとか、そういう問題じゃない。
思考停止の罪。

を言いたかったんじゃないですかー!?監督!
全おとな!アタマ使えー!想像しろー!って。

思考停止しちゃえば、精神的に楽だし一見平和のように見える。
自分とは関係ない。割り切って見ないことにしてしまえばいい。
だけど、そのことが
自分や子どもや一番身近な誰かを傷つけてしまうことにつながるかもしれない。

もちろん答え合わせはできないし、答えはないかもしれないけど。

今、ずっと考え続けているという私の現状からも、
「考えてね」ってでっかい宿題を出されたんだなあと思います。
(こんな支離滅裂なブログを書くのにも、数日必要でした…ぜえはあ。)
宿題は映画だけじゃなく、足元にこそ散らばってる。
そ、壮大すぎるー!

みなさんはどんな感想を持たれましたか?
どんな宿題が出されたと思いましたか?
答えは出そうですか?
考察聞かせてほしいです👂👂


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